夏の暑さもひと段落してくると、活動を活発にするスズメバチ。
春から始まった巣作りも、たくさんの働き蜂を従え大きいものだと50cm以上の大きさになり、ひと段落を迎えます。
中秋までの間、来シーズンに向けての「女王蜂」の巣立ちとなります。
この時期まで巣の中で生み育てられているのは、働き蜂(雄)です。
そして、今の時期は巣の中で来年の新しい女王蜂が生み育てられいます。
この時期のスズメバチは普段にも増して攻撃的です。
不用意に近づくことはもちろんの事、巣の駆除にも専門的な知識を持った者が行うことが良いでしょう。
蜂を見たら慌てずにゆっくりと遠ざかることが大事です。
素早い動きに対して蜂は過剰に反応します。
また、叩いて潰したりするとなおさら危険です。
スズメバチの体液の臭いは、他のスズメバチを誘引し攻撃的にさせるからです。
走行中の車のフロントガラスに運悪くスズメバチがぶつかり潰れてしまったことで、何キロも他のスズメバチに追いかけられたという事例もあります。
スズメバチの巣は一年だけの使い切りと言われています。
素材は「和紙」とほぼ同じ成分です。
シーズン終盤なので、蜂の巣が屋外の植木や樹木にあり、人間との生活行動圏内が重複しなければ、手を出さずに冬を待つのも一つの手です。
建物の外壁や内部に作られてしまった場合、湿気を吸って腐食することが考えられ、建物を傷める可能性があるので、スズメバチが活動を終える冬期に撤去することをお勧めします。